養傳寺の築地壁

養傳寺の沿革

●歴史

日蓮宗寺院の養傳寺は、運立山と号します。

開山は延宝8年(1680年)覚善院日逮により創建されました。

また近年、山門が再建されました。

 

●勧請様式

【本尊】一塔両尊四士

【祖像】説法像・普賢菩薩・鬼子母神像

 

竹内元正君碑

●竹内元正君碑

この碑は小児科医師・第八代当主竹内元正の顕彰碑として、縁家の医師・佐々木高仰の発案により明治31年9月に建てられました。元正は羽後國で代々続く医家に生まれました。本人も医学への志を持ち、幕末には長崎で西洋医学(外科学)を学び、江戸にて小児科を開業しました。また明治天皇の皇太子(後の大正天皇)御典医として、御病気の際には病の回復に尽くしました。明治19年に元正が49歳で没して養傳寺に葬られた際、皇太子より弔意を賜りました。尚、本碑は江戸・明治時代の三大石匠の一人と呼ばれた、井亀泉(せいきせん・本名酒井八右衛門)の刻であります。