●竹内元正君碑
この碑は小児科医師・第八代当主竹内元正の顕彰碑として、縁家の医師・佐々木高仰の発案により明治31年9月に建てられました。元正は羽後國で代々続く医家に生まれました。本人も医学への志を持ち、幕末には長崎で西洋医学(外科学)を学び、江戸にて小児科を開業しました。また明治天皇の皇太子(後の大正天皇)御典医として、御病気の際には病の回復に尽くしました。明治19年に元正が49歳で没して養傳寺に葬られた際、皇太子より弔意を賜りました。尚、本碑は江戸・明治時代の三大石匠の一人と呼ばれた、井亀泉(せいきせん・本名酒井八右衛門)の刻であります。